
■ソーシャルメディアの台頭
2005年以降から、海外では実験的に新しいソーシャルメディアが続々と登場し、そして日本国内でも2009年頃より、Facebook、Twitterに代表されるソーシャルメディアの利用者が急増しはじめました。
Facebook、Twitterともに、海外では既に成熟期に突入しているソーシャルメディアですが、国内では企業マーケティングとしての効果的な利用法は、未だ確立したものとはいえないようで、マーケティング活動においても、海外での成功事例等を基に、最適な手法が考えられています。
しかし、それらを実際に実践するケースが増えたこともあり、Twitterでの企業アカウントによる炎上事件等もちらほら聞こえてくるようになりました。
ソーシャルメディアに特に顕著なことですが、企業側が利用しようとしていその新しい媒体の「特性」や「空気感」をつかめない(もしくは知らない)状況で闇雲に施策を行っても、費用対効果に見合わないばかりか、ともすれば企業イメージをマイナスにしかねない場合があります。
そこで、今回はそのような新しい媒体を扱うために、検索エンジンとソーシャルメディアの導線の違い、ユーザ側の利用方法などについて簡単にお話したいと思います。今話題となっている各ソーシャルメディアに代表される独特の空気感をつかみ、最適な利用機会を模索するのも楽しいかもしれません。
■検索エンジンとソーシャルメディア
まずは、検索エンジン側とソーシャルメディアの違いついて、お話したいと思います。(※ここでいうソーシャルメディアとは、参加ユーザが互いに情報を発信し、情報を共有していくメディアを指します。)
今までのユーザのウェブ閲覧における導線は、「検索エンジン⇒目的のページ」という、今では当たり前となった、検索エンジンを入り口とした動きが一般的でした。しかし近年、その動きに大きな変化が起こりつつあります。それは「そもそも検索エンジンを利用しない」ケースの急増です。つまり、TwitterやFacebook等のソーシャルメディア経由での訪問者、つまりユーザ同士で情報交換して、その後、目的のサイトへ訪問するという導線が増加しているのです。そして、その導線が昨年以降から、より顕著に現れており、各ソーシャルメディアの媒体としての成長を大きく支えています。例えば下のグラフは、代表的な検索エンジン(YahooJapan、Google)とソーシャルメディア(Twitter、Facebook)のPV数の比較となります。
■月間PV推移
■PV成長率比較
参照:マーケギアPVデータ
上のグラフを見ればわかる通り、YahooJapanおよびGoogleの成長率(上記)は、ほぼ横ばいであるのに対し、TwitterおよびFacebookのソーシャルメディアにおいては、数倍〜数十倍の成長をしていることがわかります。
次回へ続きます。